以前より紹介しているOSE先物・オプション シミュレーターですが、バージョンアップの連絡がありました。
今回はバージョンアップとして
- 対応ブラウザの増加
- シナリオのグルーピング(タグ化)
に適用しています。
OSE先物・オプション シミュレーターとは?
このシミュレーターは伊藤祐輔氏でお馴染みの株式会社シンプレックスインスティテュートが開発した、日本でも例を見ないオプションシミュレーターです。
デモ取引として仮想のオプショントレードを行うことが出来ますので、実際の取引をする前にオプションの仕組みを学ぶために有効です。
オプションに関する知識編もありますので、初心者から実践者まで満足できるようなシミュレーターとなっています。
なお、前バージョンで必要だったmicrosoft silverlightのインストールが不要となりHTML5形式のデータとなっているので、さらに気軽に使いやすくなりました。
使い勝手の課題
このような優れたシミュレーターですが、前のバージョンまでは使い勝手において少々扱いにくいものでした。
1.対応ブラウザが限られていて、google chromeが使えない
google chromeは利用ブラウザ数ではIEと並ぶほどシェアが増えているため、chromeユーザーはこのシミュレーターを利用する場合にはブラウザを切り替えなければいけませんでした。
やはり普段使っているブラウザで見れないというのは、利便性の面でマイナスポイントでした。
2.シナリオが多く知りたい情報にアクセスしづらい
シナリオが23あり、どれも優れた情報が得られるのですが、全てのシナリオに通し番号が付いているだけで、今知りたい情報にアクセスするのが少々わかりづらい点がありました。
理論的な内容を学習したいのか、デモ取引で実践したいのか、シナリオのタイトルだけでしか判別できないので、試しに開いてみて得たい情報とは異なるという場合もありました。
今回のバージョンアップによる改善
今回は上記のような不満を解消するようなバージョンアップがされています。
1.対応ブラウザの増加
こちらはオフィシャルメールマガジンより引用しています。
■対応ブラウザ・OSの追加
これまで使用できなかったブラウザ・OSでもお使いいただけるようになりました。
対応ブラウザ・OSは以下のとおりです。対応ブラウザ:Internet Explorer 11 以上、Firefox (最新版)、GoogleChrome (最新版)、Microsoft Edge (最新版)
対応OS:Windows Vista、Windows7、Windows8.1、Windows10(注1) Windows Vistaをお使いの場合、Firefox(最新版)またはGoogleChrome (最新版)をお使いください。標準ブラウザのIE9は非対応です。
(注2) MacOSをお使いの方はGoogleChrome(最新版)でご利用いただけます。
このように、メジャーなブラウザをカバーしており、Edgeにも対応しています。
この改善によりユーザーは今すぐにシミュレーターを使いたい時にブラウザを切り替えることがなくアクセスできるようになりました。
2.タブ化によるグルーピング
■シナリオ絞り込みタグの追加
たくさんのシナリオから、目的別にシナリオを絞り込み表示する機能が追加されました。
トップページのシナリオ一覧上部のタグを押すと、タグ名に該当するシナリオのみが表示されます。タグは以下の5種類に分かれています。
[制度] [理論] [戦略] [自由売買] [リスクパラメータ]
このアナウンスの通り、シナリオが5つのカテゴリに整理されました。
以下はカテゴライズされたシナリオのキャプチャです。
制度
理論
戦略
自由売買
リスクパラメータ
以上のように、今知りたい情報に素早くアクセスすることが出来るようになりました。
シミュレーターという名前がついていますが、制度により多くのシナリオが用意されており、実際の原資産の値動きを見ながらオプションの特徴について学んでいくことが出来ます。
まとめ
今回のバージョンアップではブラウザの対応と、タグ化によるグルーピングにより、大幅な使い勝手向上が図られました。
今後も定期的にバージョンアップしてより使い勝手の良いシステムになると思われますので、非常に期待したいと思います。
オプショントレード普及協会が発行するブログ記事は、オプショントレード普及協会の教育コンテンツで発行の想いを書かせていただいています。