配当以外にインカムゲインを得る方法

投稿者名:金森 雅人

インカムゲインについて、辞書で調べたことはありますか?

Webで調べてみるとこのように書かれています。

【定義】

一般的にインカムゲイン(income gain)とは、資産運用に際して、ある資産を保有することで受け取ることのできる現金収入のことを指します。

インカムゲインのひとつである「配当」とは、企業が稼いだ利益の中から、株主に対して支払う(還元する)お金のことです。

 

このような、資産を保有して受け取れる現金収入を総称して「インカムゲイン」と呼びます。

もっとも分かりやすいのが株の配当ですよね。

配当狙いで投資すれば、キャピタルゲインで株価の上げ下げを当てなくてOK!

誰でも収益が発生するのでほったらかしでも安定収益!

一度株を保有したら基本的には売らないので、含み損が出ても負けじゃない=勝率100%!

配当が出れば絶対に損しない!(はず)

株を持っているだけで確実に出るので実現可能性は高い!

こんなメリットばかりなのが、インカムゲインの中でも配当に特化した「配当投資法」です。

 

でも、なかなか実践できないのが現状じゃないでしょうか?

その理由を探ってみました。

株の配当の作り方はカンタン、でも実践している人が少ない

株の配当の作り方は皆さんご存知でしょう。

配当が出る企業の株を、買って保有しておくだけ。

非常にカンタンですよね。

配当のメリットと実現方法を知ったら、やらない手は無いですよね!

でも、なかなか配当投資だけで生活している人は見当たらないのではないでしょうか?

実は、私も少し前までは配当投資は興味が湧かずに、だいぶ後ろ向きの否定的に考えていました。

こんな理由が解消できなかったからです。

配当投資がやりにくい理由とは

まず配当額が小さい!

年利2%の配当利回りであれば、100万円分の株を買って年間2万円の利益。

安定的ではあることは認めますが、もうすこし利益の額を増やせないのか、と思ってしまいますよね。

年間20万円のリターンを得るのに1000万円必要。

年間200万円を得るには1億の資金が必要です。

 

つまり資金量を豊富にある人には配当だけで生活ができますが、個人投資家レベルの資金量で年利2%の配当だけでは雀の涙くらいしか得ることができません。

安定感は認めるけど、もっとリターンが欲しい!というのが実情ではないでしょうか。

配当って、ちゃんと支払われるのか?

企業の業績が傾いたら、配当って出なくなったりしないのかな、というのも悩みの種ですね。

出なかったら想定利回りが悪くなっちゃうからメリットが無くなってしまいます。

特に日本のような「企業業績の悪化は株主も一緒に苦しみを味わってください」という経営陣だと、すぐに配当額を下げられてしまいます。

終いには株主優待という現物支給になって、現金での配当ではなくなってしまう恐れも。

このように、配当が出るかどうか企業分析するのって、ファンダメンタル分析をするのと同じ以上、いや、それ以上に大変かもしれませんね。

配当利回りより株価が下落したら困る

配当利回りが年2%だとしたら、株価が2%よりも下落すれば配当の利益が帳消しになります。

これじゃ配当で勝っても、資産が目減りしてしまったら、トータルマイナスですよね。

株の値下がりを配当で補えればまだいいですが、1年で2%の下落ってすぐ到達してしまいそう。

そうなると、配当のリターンを狙うよりも株価の動きを分析したほうが良いかもしれません。

値上がり銘柄を探さないといけない

配当投資でも株価が下落して困るんだったら、結局はキャピタルゲイン狙いと一緒で値上がり銘柄を探さないといけない。

これだったら別に配当狙わなくていい、という結論が出てしまいます。

株価が下がりすぎて損切り

インカムゲインは資産からの安定収入だ!と分かっていても、資産である株が下落したら含み損が大きすぎて、泣く泣く損切りしてしまう・・・

結局ロスカットするなら配当投資じゃなくても一緒ですよね。

株価が下がるのが怖くて早々に損切り

だから含み損が出たら、そのあとの下落が怖くなって配当が出る前にロスカットしてしまって保有し続けられない。

こうなってしまうと当初の目論見の配当狙いの投資法ではなく、完全にキャピタルゲインを狙った投資スタイルから脱却できません。

ゆったりとほったらかしで配当生活を夢見ていたのに、株価の値動きに一喜一憂する投資スタイルに逆戻りしかねませんね。

株価が安定した銘柄選びが難しい

結局下げても回復しやすい銘柄を選ぶことになるけど、それが分かれば苦労しない!

それが分からないから配当狙いの投資スタイルを模索しているのに、最後に行きつくのは「株価が下がりにくい」なんて理想論で片づけられてしまうと、元も子もありません。

出来るだけ安く仕込めばいいと言うけれど・・・

配当投資は、株を安く仕込んだら利回りが高くなるというけど、タイミングよく安く買えれば苦労しませんよね。

それが分からないから、株価の値上がり値下がりを気にしない配当投資に着目したのに。

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このような不満があり、私は配当投資を後回しにしてきました。

あなたも同じような悩みを持ったことはありませんか?

実は、この悩みには解決策があります。

私はその解決策を見つけたので、今では配当投資に前向きに取り組んでいます。

その解決策とは

「配当以外にインカムゲインを作ればいい」

です。

インカムゲインは、配当だけじゃなく、定義で分かるように「保有している資産から利益を上げること」です。

インカムゲインを作り出せば上に並べた不満も解決します。

  • インカムゲインと配当を合計すれば年利2%よりも受け取りが多くなります。
  • 配当が出なくてもインカムゲインがあるので困りません。
  • 配当利回りより株価が下落しても、インカムゲインで含み損を一部カバーできます。
  • 値上がり銘柄を探さなくても、インカムゲインがあれば収益が出ます。
  • インカムゲインがあるので、株価が下がるのが怖くて損切りする必要もなくなります。

 

このような投資を、インカムゲインを作ることができれば実現できます。

 

この投資スタイルに関する様々な疑問

「でも、こんなにメリットがあるインカムゲインを作るんだったら、 配当投資よりもリスクを取るんでしょ?」

と思うかも知れませんが、ご安心ください。

インカムゲインを得るのに、配当狙いの株保有に対してリスクは一切増えません。

それでいて、配当よりも確実にインカムゲインの利回りを増やせます。

 

「タイミングが重要だったり相場観が必要なんじゃないの?」

ルールとやり方を学べば誰でも実践可能だし再現性があると考えています。

私ができていますし、当協会のクライアントさんも実行して実現しています。

なぜなら、キャピタルゲイン狙いのような瞬発力は要らず、株が上がるか下がるかの相場観が無くてもできるからです。

 

このようなインカムゲイン狙いの投資スタイルを、実現してみたいと思いませんか?

米国株オプションスクールはまさにインカムゲイン狙いの投資スタイルなのでぜひ勉強してくださいね。

 

 

 

 

※当ブログは筆者の個人的な見解を示すものにすぎません。掲載しているデータの収集とその分析についても、筆者の個人的な視点に基づく分析であり、その有効性を保証するものではありません。解説においては、筆者の独自の視点で学習目的のために事例を簡略化している場合があるため、資料の中で紹介される事例は実際の相場とは異なる場合があります。取引事例についても、完全に再現しているものではなく、かつ、その有効性を担保するものではありません。また、本資料に含まれる記述や情報については十分精査しておりますが、その内容に関して筆者は一切責任を負いません。

※当ブログは過去の市場分析と戦略案を検討するものでありますが、取り上げている投資戦略についてはシミュレーション上のものであり、確実にそのような結果が出ることを示すものではありません。また、相場状況によっては損失が出ていた可能性も十分にあり得ます。当該シミュレーション結果が解説の中で説明した戦略の優位性や利益を保証するものではありません。よって、その内容を将来に当てはめて利益が出ることを保証するものではありません。投資手法の有効性などにつきましては、読者の皆様において十分に内容をご精査いただき、商品の特性、取引の仕組み、リスクの存在、手数料等を十分にご理解いただいたうえで、ご自身の投資判断と責任でお取引いただくようお願いします。

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