株オプションを使うと、インカムゲインを生み出せます。
インカムゲインを生み出せば、配当額が小さくてリターンが少ない配当投資の弱点を補うことができます。
この記事ではオプションを使ってインカムゲインを生み出した事例を紹介します。
アメリカの優良企業でも配当利回りは2%~3%程度
アメリカの優良企業、S&P500に採用されている銘柄でも、だいたい2%~3%くらいの配当利回りです。
高くても5%くらいでしょうか。
配当投資は、キャピタルゲインと異なり利回りが低いのが難点です。
100万円の投資をしたら、年間5万円の配当を得られるイメージです。
仮に1億円持っていて年間500万円なら配当のみで生活できますが、わずか年間5万円じゃ、ちょっと魅力を感じにくいのではないでしょうか。
そこで、私が取引した事例を紹介します。
インカムゲインを作り出したことで、年利換算32.4%となりました。
A.O.スミスに投資した事例
アメリカのA.O.スミスという株があります。
米国と中国でNo.1の給湯器メーカーで、中国では浄水器でもシェア1位の企業です。
A.O.スミスは1874年に自転車部品メーカーとして創業し、1930年代から給湯器を製造しはじめ、貯蔵タンク・電気モーターなど複数の事業を売却し、2010年から現在のウォーターテクノロジー・ビジネスに事業を集中している企業だそうです。
この銘柄に、4,500ドル分投資をすると決めました。(だいたい45万円)
それで、インカムゲインは122.8ドルでした。(だいたい1万2千円)
投資期間1か月で終わり、45万円投資して、わずか1.2万円を得られたら、結構いい投資だと思えるのではないでしょうか?
私の投資スタンスはインカムゲイン狙いなので、株価の上昇は期待していません。
インカムゲインの利回りは、1か月で122.8÷4,500=2.7%でした。
2.7%の利回りが出たという事実だけでも、S&P500の配当利回りよりも高い部類に入りますね。
年利32.4%
もし年間利回りで計算すると、なんと年利換算32.4%です。
45万円投資して、1.2万円×12か月=14.4万円のインカムゲインです。
元本の3割をインカムゲインで利益として出せたという事例です。
何とも信じがたい利回りだと思えるかもしれませんがこの数字は1か月の投資を12か月分続けたらなので、皮算用的側面があります。
しかしながら、オプションを使うとこのような投資も実現することが可能です。
まとめ
使うのは、株に連動したオプション、いわゆる「かぶオプ」です。
日本ではまだ流動性が高くありませんが、オプションの本場アメリカでは、一企業のオプションの取引高が非常に高いために、このようなインカムゲインを狙った投資スタイルも行いやすいです。
日本でも早くこのような取引環境が実現することを願っています。