銀投資って、純金積立の銀バージョンとして、銀貨(コイン)を収集して倉庫に銀の塊を保管するようなイメージを持っていませんか?
そういう目的で現物を取引してもいいですが、今はCFDという商品があります。
この記事を読むことでCFDとは何かが明確になり、銀の塊を現物取引するわけではないけどその値幅を利益に変えていることを理解できます。
そもそも単位の「トロイオンス」って何??
トロイオンスは、単位です。
重さの単位で、1トロイオンスは約31.1グラムあります。
サクソバンクFX証券で扱っている最小単位である100トロイオンスは、グラムに換算すると3キロ近くになります。
3キロの銀の塊をもらっても保管場所に困ります。
ですので、現物を直接渡して取引しないでも、その価格変動による価格差だけを取引結果として受け渡しできるようにしたのがCFDとなります。
CFD商品と現物の塊の違いを知ることで、トレードとして利益を上げるためにはCFD商品の方が合理的だと考えられるようになります。
CFDとは何か?
CFD商品というのは、銀の価格に連動した証券化商品なので、実際に銀の塊を取引するのではないので厳密に言うと現物を買っているわけではありません。
CFDとはContract For Differenceの頭文字をとった略語で、日本語に訳すと差金決済取引となります。
差金決済で取引できる商品ということになり、厳密には現物資産を持っているわけではないので資産の裏付けの担保を持っていません。
現物に連動する証券(権利)を持っているということになります。
先物やオプションと並んでデリバティブにも該当するカテゴリとなります。
FXもCFDの一種なのです
金や銀など貴金属商品は、MXと言いいます。
Material Exchangeの略になり、FXがForeign Exchangeの略でありいずれもCFDの一種なのです。
FXを例にとってみると分かりやすいと思いますが、実際に紙幣や貨幣を手にして売買するのではなく、値上がり益だけを利益として受け取るだけです。
それと同様に、あなたは銀の塊を保有するわけではなく、証券会社の口座資金の増減を見れば良い仕組みになっています。
純金積み立てなどの現物資産を保有しようというよりは、上下の変動益を狙うという感じですね。
ですので、定義としてはCFDで銀を購入しても現物を保有したことにはならないのですが、最終的に決済してポジションをクローズすることを考えた際には銀現物を保有しておく必要はありませんので、CFDのほうが取り組みやすいといえます。
また、証拠金取引となりますが少ない証拠金で現物保有と同じようなポジションを取ることができますので、レバレッジを高めることができる商品でもあります。
まとめ
トロイオンスは重さの単位で1トロイオンスあたり約31.1グラム。
CFDとは差金決済取引のことを指し、現物に裏付けされていない証券化商品であるが少ない証拠金でレバレッジを効かせることができます。
オプショントレード普及協会の教育コンテンツでは上記のようなことも学べますのでぜひメルマガを購読してくださいね。