VIXの様子を視覚的にわかりやすくした独自のVIX指数タームストラクチャースクイーズチャートや、VIX/VIX3Mレシオ、VVIX/VIXレシオ、MOVE指数、米国債金利等を用いて2024年1月30日(水)の米国市場の様子を分析しています。
米国株式市場概況(NYダウ、S&P500、ナスダック総合指数)
昨日はNYダウ、S&P500、NASDAQとも下落しました。
NYダウ
S&P500
NASDAQ総合指数
VIX指数とVIX先物の関係
独自に作成したVIXタームストラクチャーを時系列に整理したグラフ
青が最新日を示しています。
株価下落により全体的に浮き上がっています。
VIX指数タームストラクチャースクイーズチャート
独自に作成したVIX指数タームストラクチャーのスクイーズチャートです。
各指標が反応している様子がわかります。
指数と先物の位置関係を示すグラフ
9DAYはまだ高い状態ですが、コンタンゴでかつ先物プレミアムを維持しています。
VIX先物とVIX指数の位置関係、および第1第2限月の幅
先物第1限月と第2限月の差が6%台と少し狭まりました。
VIX/VIX3Mレシオ
VIX/VIX3Mレシオのグラフです。
0.90と基準の0.9ちょうどになりました。
VVIX/VIXレシオ
VIXオプションから算出されるVVIXとS&P500オプションから算出されるVIXの比率を計算したVVIX/VIXレシオです。
VVIXとVIXが反応しており、VVIX/VIXレシオは移動平均を下回っています。
SKEW指数
SKEWとVIXの関係を示したSKEW/VIXレシオです。
VIXが上昇してSKEWが下落したため、SKEW/VIXレシオの数値が低下しています。
債券のボラティリティを示すMOVE指数
独自に作成した米国債イールドカーブ
時系列に整理しました。青が最新日です。
SPYのオーダーフロー
SPYのオーダーフローです。
+28万枚を超える株式の買い圧力がオプション側にありました。
内容はプット売りが最も多く、次いでコール買いが2番目に登場しています。
相場が下落したのにもかかわらずOTMコール買いが多い点は平常とは異なる動きで、もしかしたら強気を示しているかもしれません。
まとめ
SPYオーダーフローでは上昇目線の投資家がOTMコール買いを入れているようです。
もしかすると今後上昇相場になる可能性を示唆しているのかもしれません。