VIX指数タームストラクチャースクイーズチャートを用いた分析と戦略
【目次】
1概況
2VIX指数とVIX先物
3VIX各指数とVIX先物のタームストラクチャー
4VIX指数タームストラクチャースクイーズチャート
5VIXと夜間日経225先物
VIX指数<先物 先物プレミアム(平穏)
VIX指数タームストラクチャー コンタンゴ(やや9D反応)
VIX先物タームストラクチャー コンタンゴ(平穏)
日足VIX指数タームストラクチャースクイーズチャート(9D反応 狭くなった)
短期VIX指数タームストラクチャーは9D、30Dの幅が狭い(相場は行って来いの展開)
1米国株式市場概況(NYダウ、S&P500、ナスダック総合指数)
2021年10月12日~13日朝の概況
ダウは117.72ドル(-0.34%)下落し34,378.34ドル、S&P500は10.54ポイント(-0.24%)下落し4350.65ポイント、ナスダック総合指数は20.28ポイント (-0.14%)下落し、14,465.92 ポイントでした。マクロ経済鈍化、決算発表の下振れ懸念の下、13日の米消費者物価指数発表待ちから弱い動きとなった模様。売り買い交錯の不安定な動きでした。
2VIX指数とVIX先物
VIX指数よりもVIX先物が上にある先物プレミアムの状態です。前日と変わらず。VIX指数は20を割り込んでいます。
<vixcentral提供のチャート>
3VIX各指数とVIX先物のタームストラクチャー
VIX指数もVIX先物もいずれもコンタンゴではありますが、9Dが上がり、30Dとの差は以前狭い状態。とはいえVIXの姿はまだそれほど深刻な状況ではないと思われます。
<vixcentral提供のチャート>
4VIX指数タームストラクチャースクイーズチャート
先週ようやくVIX30Dも20を割り込みスクイーズの幅が緩み始めましたが、昨日、今日と9Dと30Dのスクイーズ幅が狭い状態が続いています。この後、9Dが落ち着いてくれば、この下げは一過性のものであると考えることができますが、落ち着くかどうかはわかりません。
<TradingView提供のチャート>
5VIXと夜間日経225先物
※これはIB証券のチャートをキャプチャーしたものです。日経225先物の分析に使いやすいように、日経225先物チャートを表示しています(ただし、日経225のチャートは遅延データです)。
NY時間がスタートしてから売り買い交錯、VIX30Dが20を割り込んだ23:30ごろから上昇の動きとなったものの、1:00ごろをピークに、引けにかけて下げていく展開でした。VIX9D、VIX30Dも変わらずといった感じで、CPI、決算発表など見極めたい動きとなっている様子です。