VIX指数タームストラクチャースクイーズチャート
VIX/VIX3M
VVIX/VIX
を用いた分析
【目次】
1. 概況
2. VIX指数とVIX先物
3. VIX各指数とVIX先物のタームストラクチャー
4. VIX指数タームストラクチャースクイーズチャート
5. VIXと夜間日経225先物
6. VIX/VIX3M
7. VVIX/VIX
VIX指数≒先物(第1限月残4日) VIXは上昇20.57(やや不安定)
VIX指数タームストラクチャー コンタンゴ(平穏)
VIX先物タームストラクチャー コンタンゴ(平穏)
日足VIX指数タームストラクチャースクイーズチャート (広がってきている 平穏へむかいつつも一進一退)
VIX/VIX3Mレシオ=0.85(平穏)
VVIX/VIX=6.27(平穏)
1. 米国株式市場概況(NYダウ、S&P500、ナスダック総合指数)
2021年12月16日~12月17日朝の概況
ダウは-29.79ドル の35,897.64ドル、S&P500は-41.18の4,668.67ポイント、ナスダック総合指数は-385.15 ポイントの15,180.44 ポイントでした。前日のハイテク株の上昇分を打ち消す結果となりました。
2. VIX指数とVIX先物
VIX指数(30D)は20.57。基準ラインの20を再度超えてきました。
<vixcentral提供のチャート>
3. VIX各指数とVIX先物のタームストラクチャー
VIX指数・VIX先物ともにコンタンゴ。安定的。
<vixcentral提供のチャート>
【比較】ちなみに、これがコロナショックのときのVIX先物タームストラクチャーです↓先物までバックワーデーションになると大きなショックの可能性が。
<vixcentral提供のチャート>
4. VIX指数タームストラクチャースクイーズチャート
落ち着きを取り戻す水準へ開いてきてはいますが、不安定な感じです。
<TradingView提供のチャート>
【比較】ちなみに、これがコロナショックのときのVIX指数タームストラクチャースクイーズチャートです↓
<TradingView提供のチャート>
2020年2月21日から24日のところで一気に形が変わっている部分の拡大
<TradingView提供のチャート>
5. VIXと夜間日経225先物
白黒ロウソクは日経225先物(12月限)、薄い青がS&P500(E-mini)、黄青のロウソク足がVIX30D、赤緑のロウソク足がVIX9Dです。原資産もずるずると下げ、VIX30Dは再度20超え。
<TradingView提供のチャート>
6. VIX/VIX3Mレシオ
VXXショート戦略のリスク指標の一つです。VIX30D/VIX3M=0.85 (0.9未満は平常モード)
<TradingView提供のチャート>
7. VVIX/VIXレシオ
VVIX/VIX=6.27(◎)
<TradingView提供のチャート>
VVIX=VIXのインプライドボラティリテイ(IV)
これは先行指標になるのでしょうか?
VVIXもVIXと同じような動きをしているようにみえますが、動き方の比率に微妙にずれが出るため、VVIX/VIXの値が変化します。市場の不穏な雰囲気が、S&P500のプットオプションの買い(VIX)とVIXのコールオプションの買い(VVIX)の微妙な差を生み、その結果じわじわとVVIXとVIXの変動率の違いを生み出していく…。基本的に先に原資産であるS&P500のプットオプションが買われVIXが上がり始めます。そうするとVVIX/VIXレシオが下がり始めます。S&P500のプットオプションの買われ方を単独で見るのではなく、そのプットオプションの買われ方がVIXコールオプションの買われ方に対してどうか、という視点でみることで、相場の不穏な雰囲気を察知できるかもしれないということです。
【一応の基準】
6以上を維持◎(平穏 リスクオン) ※高すぎる値は警戒
5~6○(平穏へ)
~5×(5を割り込むような原資産の下落はちょっと長引く可能性)
<TradingView提供のチャート>
長期チャート
最低値=2.05(2020年3月12日) 最高値=10.51(2018年1月3日)
<TradingView提供のチャート>
コロナショックの場面(2020年3月12日 最低値=2.05)
<TradingView提供のチャート>
2018年クリスマスショック前後
<TradingView提供のチャート>
2018年VIXショック前後(10ポイントを超えていた 最高値2018年1月3日=10.51)
<TradingView提供のチャート>