VIXの様子を視覚的にわかりやすくした独自のVIX指数タームストラクチャースクイーズチャートや、VIX/VIX3Mレシオ、VVIX/VIXレシオ、MOVE指数、米国債金利等を用いて2023年4月12日(水)の米国市場の様子を分析しています。
米国株式市場概況(NYダウ、S&P500、ナスダック総合指数)
日本時間2023年4月12日~4月13日朝の概況
NYダウ
S&P500
NASDAQ総合指数
VIX指数とVIX先物の位置関係
VIXタームストラクチャーの位置関係は特に変化はありません。
コンタンゴチャートです。
<TradingView提供のチャート>
VIX各指数とVIX先物のタームストラクチャー
指数と先物の位置関係もきれいなコンタンゴで先物プレミアムです。
タームストラクチャーは再び9DAYが16ポイントを割り込んでいます。
VIX指数タームストラクチャースクイーズチャート
スクイーズチャートでは9DAYも含め下落に転じましたが、1年先のVIX1Yが若干上向いているのが気になるところです。
VIX/VIX3Mレシオ
VIX/VIX3Mレシオは0.91と、0.9の基準を超えています。
VVIX/VIXレシオ
VVIXとVIXの移動平均は右肩下がりでVVIX/VIXレシオは依然として下がっています。
VVIXは底打ちに見える状態から変化はありません。
SKEW指数
SKEWは上昇しています。
SKEW/VIXレシオは悪くなっておらず依然として移動平均の上の方を推移しています。
移動平均を割り込むと注意しなければならないポイントと言えますが、現在は顕著な変化は見られません。
MOVE指数
SPYのオーダーフロー
340万枚のロングポジション相当のオプション取引がありました。
内容を見るとコール売りが多い傾向があります。
<Marchet Cameleon提供>
まとめ
VIXのタームストラクチャーは正常で、VIX3Mレシオは0.9を超えているので注意が必要です。
VVIX/VIXレシオは生データを見ると底を打っているように見えます。
SKEWもバランス的には悪くない形となっていますのでリスクオンのままだと考えられます。