VIX指数タームストラクチャースクイーズチャート
VIX/VIX3M
VVIX/VIX
MOVE指数 を用いた分析
【目次】
1. 概況
2. VIX指数とVIX先物
3. VIX各指数とVIX先物のタームストラクチャー
4. VIX指数タームストラクチャースクイーズチャート
5. VIXと夜間日経225先物
6. VIX/VIX3M
7. VVIX/VIX
8. MOVE指数
VIX指数<先物 VIX18.63(平穏へ)
VIX指数タームストラクチャー コンタンゴ(平穏)
VIX先物タームストラクチャー コンタンゴ(平穏)
日足VIX指数タームストラクチャースクイーズチャート (平穏へ)
VIX/VIX3Mレシオ=0.79(平穏)
VVIX/VIX=6.59(平穏な水準へ)
MOVE指数 76.85(高い水準にあるが切り下げてきている)
1. 米国株式市場概況(NYダウ、S&P500、ナスダック総合指数)
2021年12月22日~12月23日朝の概況
ダウは+261.19ドル の35,753.89ドル、S&P500は+47.33の4,696.56ポイント、ナスダック総合指数は+180.81 ポイントの15,521.89 ポイントでした。消費関連株が買われた模様。
2. VIX指数とVIX先物
VIX指数(30D)は18.63。基準ラインの20を割り込みました。先物プレミアム。平穏。
<vixcentral提供のチャート>
3. VIX各指数とVIX先物のタームストラクチャー
VIX指数・VIX先物ともにコンタンゴ。
<vixcentral提供のチャート>
【比較】ちなみに、これがコロナショックのときのVIX先物タームストラクチャーです↓先物までバックワーデーションになると大きなショックの可能性が。
<vixcentral提供のチャート>
4. VIX指数タームストラクチャースクイーズチャート
平穏へ。
<TradingView提供のチャート>
【比較】ちなみに、これがコロナショックのときのVIX指数タームストラクチャースクイーズチャートです↓
<TradingView提供のチャート>
2020年2月21日から24日のところで一気に形が変わっている部分の拡大
<TradingView提供のチャート>
5. VIXと夜間日経225先物
白黒ロウソクは日経225先物(12月限)、薄い青がS&P500(E-mini)、黄青のロウソク足がVIX30D、赤緑のロウソク足がVIX9Dです。原資産は大きく上昇。VIXは20ptを割り込んで推移。。
<TradingView提供のチャート>
6. VIX/VIX3Mレシオ
VXXショート戦略のリスク指標の一つです。VIX30D/VIX3M=0.79 (0.9未満は平常モード)
<TradingView提供のチャート>
7. VVIX/VIXレシオ
VVIX/VIX=6.59(◎) じわじわと戻してきていますね。
<TradingView提供のチャート>
VVIX=VIXのインプライドボラティリテイ(IV)
これは先行指標になるのでしょうか?
VVIXもVIXと同じような動きをしているようにみえますが、動き方の比率に微妙にずれが出るため、VVIX/VIXの値が変化します。市場の不穏な雰囲気が、S&P500のプットオプションの買い(VIX)とVIXのコールオプションの買い(VVIX)の微妙な差を生み、その結果じわじわとVVIXとVIXの変動率の違いを生み出していく…。基本的に先に原資産であるS&P500のプットオプションが買われVIXが上がり始めます。そうするとVVIX/VIXレシオが下がり始めます。S&P500のプットオプションの買われ方を単独で見るのではなく、そのプットオプションの買われ方がVIXコールオプションの買われ方に対してどうか、という視点でみることで、相場の不穏な雰囲気を察知できるかもしれないということです。
【一応の基準】
6以上を維持◎(平穏 リスクオン) ※高すぎる値は警戒
5~6○(平穏へ)
~5×(5を割り込むような原資産の下落はちょっと長引く可能性)
【長期チャート】
最低値=2.05(2020年3月12日) 最高値=10.51(2018年1月3日)
<TradingView提供のチャート>
コロナショックの場面(2020年3月12日 最低値=2.05)
<TradingView提供のチャート>
2018年クリスマスショック前後
<TradingView提供のチャート>
2018年VIXショック前後(10ポイントを超えていた 最高値2018年1月3日=10.51)
<TradingView提供のチャート>
8. MOVE指数
いわゆるVIXの米国債版です(赤)。VIXは青、S&P500先物(ES)が黒のチャートです。米国債市場の不穏な動きを未然に察知するために使えるかもしれません。
コロナショック後の高値圏にありますが下げ始めてきているようにも見えます。
【長期】リーマンショックのすさまじさをみると、コロナショックが小さいスパイクに見えます。
<TradingView提供のチャート>