あなたは投資期間中に「ほったらかし」にして安定収入を得られたらいいと思ったことはありませんか?
ほったらかし投資とは、トレード期間中のリスクコントロールがいらず、ポジション調整などのメンテナンスをせずなにもしないことです。
この投資を実現するポイントは、損失の最大額が自己資金を超えないように資金管理することです。例え利益になりやすい戦略であっても1回の損失が大きく自己資金を超えるようだと、一発退場がありえるからです。
この条件に当てはまる投資対象が銀オプションになります。
銀オプションなら投資対象の最小ロットが非常に小さいため16.5万円程度から始めることができ、損失は完全に限定されているのでほったらかしにすることが出来ます。
それでいて年利は18%以上の利幅が取れる見込みがある商品です。
この記事では銀オプションがなぜほったらかしに出来るのか、そしてその利幅について説明しますので、この記事を読んだ後には今すぐに銀オプション投資を始めたくなるでしょう。
銀オプションをサクソバンク証券で行う3つのメリット
銀オプションは、国内証券会社ではサクソバンク証券で扱っています。
銀オプションを扱う上でほったらかしに出来るメリットを3つ紹介します。
1.銀現物が15ドル~17ドル付近で推移している
銀現物の価格は、銀の需給バランスのほか、精製コストなどを考慮すると値崩れしにくい商品です。
過去のチャートを見ても、15ドル付近を底値として、値崩れしないことが分かります。
おおむね15ドル~17ドル付近を推移しており、景気に左右されにくい価格がついていることがわかります。
このように安定的に推移しているので、銀現物を保有しても下落の不安はありませんが、その代わりに上昇益を狙うのも難しいように思えるかもしれません。
だから銀オプションのプット売りを使って、値崩れせずに時間が経過することを利益に変える作戦が取りやすいのです。
もし値崩れして価格が下落してしまっても、銀現物を保有するだけなので、またもとの価格帯(15ドル~17ドル)に戻る可能性が高いため不安はありません。
2.最低取引単位が100トロイオンスから可能
15ドル~17ドルというのは、1トロイオンスあたりの金額です。
そしてサクソバンク証券では100トロイオンスから取引することが可能なので、計算すると15ドル×100オンス=1500ドルとなり、日本円で約16.5万円です。(1ドル110円換算)
この16.5万円が銀現物100トロイオンスを保有するのに必要な資金になりますので、自己資金を全額用意しても16.5万円のみで良いことになります。
このように最小ロットの取引単位が小さいため、自己資金を用意しやすくなります。
自己資金を用意できるということは、もし万が一銀の価格が下落することがあっても、総資金に対する影響は小さくて済みます。
一方で全額失うリスクがある商品を、自己資金と同じ額だけ投資するのは資金管理上お勧めできません。
リスクがある商品は損失額が固定されていないものもありますので、もしそのようなリスク商品を扱う場合には緻密なリスク管理を行いコントロールする必要があります。
ベテラン投資家になればご自身でコントロールできるようになると思いますが、最初のうちは投下資金が小さい商品で、全額失っても総資金を全額失わないような投資商品を選択するほうがよいでしょう。
その点で銀投資、銀オプション投資は最適なのです。
3.必要証拠金は現物代金の8%しか要求されない
銀投資をする際の自己資金は16.5万円あれば良いという説明をしましたが、サクソバンク証券で実際に取引するのに必要な証拠金は現物の代金の8%しか要求されません。
つまり15ドル×100倍×0.08=120ドルになりますので1ドル110円換算で13,200円あれば、銀取引が可能となります。
もし万が一を考えると1500ドル分用意しておいたほうが安心であることは言うまでもありませんが、実際の取引においては120ドルしか要求されないのです。
つまり資金に余裕を持って投資をすることが出来るので安心感が非常に高い取引が実現できます。
そして、銀現物だけではなくオプションの証拠金も現物代金の8%のみとなりますので、同じく非常に手元資金が少ない段階から取り組むことができます。
このように、銀オプションならほったらかし投資をしても安心できる要素が揃っているのです。
実際に私が取引した際も、日々の値動きは見ること無くたまに銀価格をチェックする程度で、何もしていません。
2016年3月末には16ドルから15ドルまで6%近くの急落がありましたが、その出来事に気がついたのは1週間後です。
それでも全く気にならずにほったらかし投資を実現できています。
銀オプションの満期日は2016年11月なので、7ヶ月ほどほったらかししておくことができます。
リスクを理解すればほったらかしにできる
しかしながら、投資家であればリスクとリターンが比例していて、ほったらかしはなにか隠れたリスクがあるはずだと感じることでしょう。
リターンがあれば、リスクがあります。
ほったらかしをするなら、予め将来を予測し、引き受けても良いリスクだと判断してこそ、ほったらかしが実現することになるはずです。
そうじゃなければほったらかしは単にリスクに目をつぶっているだけ、リスクに気が付かずにほったらかしをしている事になります。
そのような投資をしていては、いつか破綻するのは目に見えています。
オプションを学んで、リスクとリターンを把握できるようになっていれば、きちんとリスクを検証し事前に把握したうえで「ほったらかし」たいところです。
ですが、銀オプション取引なら、リスクが明確です。
これはギリシャ文字で計算するのではなく、銀という貴金属の商品価値の特徴から説明でき、ほったらかしでも不安要素がないことがいえます。
実際に年利18%を実現できる根拠は世界三大利殖の中で18%も稼げるのはオプション売りだけだと考えていますので、詳細はこちらの記事を参考にしてください。
日経225オプションでほったらかしができない理由とは
日本で最も有名なオプションは、日経225オプションになります。では日経225オプションでは、ほったらかし投資が実現するでしょうか。
結論から述べますと、日経225オプションで考えると、ほったらかしは危険です。
その理由は証拠金取引でレバレッジをかけているため、自己資金以上の損失をリスクとして抱えているからです。
もちろんオプションの買いだけだったら、損失限定なのでほったらかしでも構いません。投下資金を失うだけです。
問題は売り玉の場合です。
日経225オプションはほったらかししてはいけない理由は、売り玉の場合に取引金額よりも少ない証拠金でレバレッジをかけているからです。
日経平均が仮に16,000円前後にあるときに、日経平均先物を1枚買っていたら、最大損失はどのくらいでしょうか?
正解は、先物1枚あたり価格の1000倍なので、16,000円×1000倍=1,600万円なのです。
一千六百万円です。1600万円損失する可能性があるのが先物1枚の取引になります。
満額の1600万円を失うことは、現実的には起きにくいでしょう。日経平均株価が0円になるなんて今まで経験がありません。過去の実績から7000円台が底値圏です。
しかしオプションの売りは理論上損失無限大であり、プットを1枚売っていたら1600万円損失する可能性があるのがオプション売りの威力です。
その証拠として日本取引所HPの事例でも、16650円の日経平均の時の先物1枚の価格が書いてあります。取引金額 16,550,000円と表示されています。
一方で、先物を1枚持つのに必要な証拠金は、SPAN証拠金で計算されますが現在70万円ほどになります。
市場が動いた時でもSPAN賞金所要額は100万円ほどです。
つまり100万円の証拠金で、1600万円を動かしていることになります。
レバレッジが16倍、つまり自己資金に対して16倍の取引をしている計算になります。
証拠金が70万円まで低下すると、実に22.8倍近くのレバレッジを掛けた取引になります。
レバレッジの額だけで比較するならFXの25倍よりは低いので、FXのほうがリスクが高いとも考えられますが、ボラティリティの観点からは、為替は7%~10%程度なのに対して、日経225オプションは20%以上ありますので、日経225のほうが動きやすいと考えられます。
ほったらかしが危険なのでリスク管理を行う必要がある
オプションは満期まで保有し続ける場合はほったらかしでも良いのですが、前述したように全額用意していないと途中で証拠金不足になる可能性があります。
そこでデルタ・ガンマ・セータ・ベガというリスクパラメータをチェックして、どのリスクをとって、どのリスクをとらないのかを選択して行きます。
ただしこのリスクパラメータは、常に一定ではありません。時間とともに変化していきます。リスクバランスが崩れていってしまうのです。バランスが崩れたら、リバランスが必要になります。
この期中におけるリスクパラメータ(ギリシャ文字)の変化をチェックしてメンテナンスを行う、これら一連の作業が不要になる投資スタイルを「ほったらかし」と呼ぶことができますが、日経225オプションではそのような投資スタイルを実現するのは難しいのです。
日経225オプションはセーフティネットがない
FXでは強制ロスカットという損失を自己資金以上に膨らませないような制度を設けています。
一方で日経225先物オプションは、追証と言って証拠金を入れなさいという通知があるだけです。25倍のレバレッジで強制ロスカットが起きるFXと、16倍のレバレッジでお衣装という自己責任の日経225オプション、どちらが安全性が高いでしょうか。
リスクの判定はこれだけじゃないし、個人個人の力量の差もありますから一概にはいえませんが、日経225オプションにはしっかりとリスクはあります。
このような16倍のレバレッジをかけた取引を、SQ日までほったらかしできるでしょうか?追証でいくらになるかわからないような取引を、放ったらかしにするなんて怖くてできないのが普通ではないでしょうか。
よって満期のSQ日まで保有せずに、自分でコントロール出来る期中で決済するのです。期中の値動きを知りリスクをコントロールするためにリスクパラメータ(ギリシャ文字)を見るんです。ギリシャ文字を勉強し、リスクについて把握しておく必要があります。
ギリシャ文字の重要性、そしてリスクをコントローすることがいかに自分の身を守っているかを体系的に理解する必要があります。
リスクコントロール無しでほったらかすには自己資金を持つ
ただし、リスクコントロールをしなくても、大丈夫な方法があります。
それは満額の1600万円を自己資金で持つことになります。
この場合はオプションを1枚売っても、仮に日経平均が0円になっても破産はしません。自己資金を全額失って終わりです。
大抵の投資家は1600万円持ってオプションを1枚売るということはせずに、300万円ほどでも数枚売っています。
証拠金の計算だけで考えたら、先物1枚は70万円だったとしてもオプション売り1枚はもっと少額なので、多少無茶はできてしまいます。
安心して取引するには裸で1枚売るのではなく、スプレッド取引にして損失限定にしたりと技術を使ってコントロールすることになります。
だから1600万円相当の取引ボリュームを行っていてほったらかしで利益を上げるのは難しいのです。
そこで、1600万円という多額を扱うのではなく、10万円台くらいの少額から始められたら、気分もゆったり、もし万が一失っても10万だけ、という「ほったらかし」ができる。
だから銀投資のような低資金で行える投資を選定することになり、さらに銀価格が下落しても含み損を抱えて不安にならないで済むように銀オプションを取引することがほったらかし投資の実現には必要になるのです。
日経225先物の場合は1600万円の取引金額なので、銀投資をするには約1/100あれば良いのです。
1600万円の取引金額を証拠金金額70万円で扱う日経225先物に対して、16.5万円の取引金額を証拠金金額1.3万円で取引できる銀投資。
始めやすいのは銀投資の方に軍配が上がるのではないでしょうか。
まとめ
ほったらかし投資の追求とは、予めリスクを把握したうえで、期中で決済しない取引モデルを追求することになります。
しかし日本で最も有名な日経225オプションはレバレッジが16倍相当あり、取引金額全額の自己資金を用意できないとリスクは高いためリスクコントロールが必要になります。
よってリスクコントロールをしなくて済む投資として銀投資がお勧めであり、銀価格が安定推移していること、取引単位が小さいこと、証拠金が8%と非常に低いため資金に余裕が持てることが挙げられます。
レバレッジの低い商品や、常に一定の証拠金のみで取引できる対象がほったらかし投資として適切であり、その要件を満たすのは銀オプション投資である。
この投資を行っている間、銀価格が6%も変動しても慌てること無く、満期日までゆっくりと投資できるようになりました。