VIXの様子を視覚的にわかりやすくした独自のVIX指数タームストラクチャースクイーズチャートや、VIX/VIX3Mレシオ、VVIX/VIXレシオ、MOVE指数、米国債金利等を用いて2023年7月18日(火)の米国市場の様子を分析しています。
米国株式市場概況(NYダウ、S&P500、ナスダック総合指数)
NYダウ、S&P500、NASDAQとも上昇しました。
NYダウ
S&P500
NASDAQ総合指数
VIX指数とVIX先物の関係
独自に作成したVIXタームストラクチャーを時系列に整理したグラフ
青が最新日を示しています。
指数と先物の位置関係を示すグラフ
先物プレミアム状態を維持しています。
VIX先物とVIX指数の位置関係、および第1第2限月の幅
コンタンゴチャート
VIX指数タームストラクチャースクイーズチャート
独自に作成したVIX指数タームストラクチャーのスクイーズチャートです。
9DAYが反応していますが、そのほかは幅が広がったままです。
VIX/VIX3Mレシオ
VX/VIX3Mレシオのグラフです。
0.83と基準の0.9からは充分離れています。
VVIX/VIXレシオ
VIXオプションから算出されるVVIXとS&P500オプションから算出されるVIXの比率を計算したVVIX/VIXレシオです。
VVIX/VIXレシオは上昇していますが、原因はVVIXの上昇が強いためであり注意が必要です。
SKEW指数
SKEWとVIXの関係を示したSKEW/VIXレシオです。
SKEWとVIXのバランスは安定しているようです。
債券のボラティリティを示すMOVE指数
独自に作成した米国債イールドカーブ
時系列に整理しました。青が最新日です。
SPYのオーダーフロー
SPYのオーダーフローを分析します。
500万枚を超えるロングポジションの圧力がかかっていました。
スタート直後にコール売りプット売りが入って来て、相場が上昇したため逆張り的にコール売りが入り、トレンドフォローでプット売りが入ってきます。
相場が上昇したのでコール売りの買い戻しが発生しているため、取引を見るとコール売りが一番取引されています。
コールのITMとプットのOTMが最もデルタプラスが強まっています。
気になるのが5日未満のオプションだけではなく満期が遠いオプションでもデルタロングの取引があるため、先高感がありプット売りがられているのかもしれません。
まとめ
VVIXの上昇が気になりますが、その他の指標からは異変は感じられません。