VIXの様子を視覚的にわかりやすくした独自のVIX指数タームストラクチャースクイーズチャートや、VIX/VIX3Mレシオ、VVIX/VIXレシオ、MOVE指数、米国債金利等を用いて2023年4月20日(木)の米国市場の様子を分析しています。
米国株式市場概況(NYダウ、S&P500、ナスダック総合指数)
日本時間2023年4月19日~4月20日朝の概況
NYダウ、S&P500、NASDAQともに下落しています。
ここにきて天井のような形に見え、VIXが少し反応しています。
NYダウ
<TradingView提供のチャート>
S&P500
<TradingView提供のチャート>
NASDAQ総合指数
<TradingView提供のチャート>
VIX指数とVIX先物の位置関係
VIXやVIX9DAYは反応し始めましたが、まだ目立った反応ではありません。
<vixcentral提供のチャート>
コンタンゴチャートです。
<TradingView提供のチャート>
VIX各指数とVIX先物のタームストラクチャー
先物と指数の関係はきれいなコンタンゴで先物プレミアムです。
<vixcentral提供のチャート>
VIX指数タームストラクチャースクイーズチャート
スクイーズチャートではバンドが広がって狭まる循環を繰り返しているのでそろそろ狭まってくる兆候かもしれません。
<TradingView提供のチャート>
VIX/VIX3Mレシオ
VIX/VIX3Mは問題ありません。
<TradingView提供のチャート>
VVIX/VIXレシオ
VVIX/VIXが上昇していますが、中身を見るとVVIXが底を打ったかに見えます。
レシオは天井が近いことを示唆しているのかもしれません。
<TradingView提供のチャート>
SKEW指数
SKEWも天井を示唆する形になっています。
SKEW/VIXレシオが下落した来た際にはポジションを調整する必要があるかもしれません。
<TradingView提供のチャート>
MOVE指数
<TradingView提供のチャート>
SPYのオーダーフロー
オプション的にはBullishでした。340万枚相当のロングポジションです。
その中身はプット売りが1番多くなりました。
押し目で株を買う代わりにプットを売るターゲットバイイングでプレミアムを稼ぐ投資行為でしょうか。
売買されている銘柄を見ると少しOTMのプット売りだけではなくITMのプット売りも積極的に行われているようです。
昨日まではコール売りが1番でしたが本日はプット売りが1番になりました。
<Marchet Cameleon提供>
まとめ
VVIXの日足が上を向いているため注意が必要です。
※当ブログは筆者の個人的な見解を示すものにすぎません。掲載しているデータの収集とその分析についても、筆者の個人的な視点に基づく分析であり、その有効性を保証するものではありません。解説においては、筆者の独自の視点で学習目的のために事例を簡略化している場合があるため、資料の中で紹介される事例は実際の相場とは異なる場合があります。取引事例についても、完全に再現しているものではなく、かつ、その有効性を担保するものではありません。また、本資料に含まれる記述や情報については十分精査しておりますが、その内容に関して筆者は一切責任を負いません。
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