VIXの様子を視覚的にわかりやすくした独自のVIX指数タームストラクチャースクイーズチャートや、VIX/VIX3Mレシオ、VVIX/VIXレシオ、MOVE指数、米国債金利等を用いて2023年5月18日(木)の米国市場の様子を分析しています。
米国株式市場概況(NYダウ、S&P500、ナスダック総合指数)
日本時間2023年5月17日~5月18日朝の概況
NYダウ、S&P500、NASDAQともに上昇しました。
債務上限問題が解決に向かうということで好感されたようです。
NYダウ
<TradingView提供のチャート>
S&P500
<TradingView提供のチャート>
NASDAQ総合指数
<TradingView提供のチャート>
VIX指数とVIX先物の位置関係
タームストラクチャーの形を見ると、最新の青い線が全体的に下がっています。
特筆すべき点は無く安定しているようです。
<vixcentral提供のチャート>
コンタンゴチャートです。
<TradingView提供のチャート>
VIX各指数とVIX先物のタームストラクチャー
コンタンゴで先物プレミアムの状態になっており、コンタンゴ率も9%台と徐々に広がっています。
<vixcentral提供のチャート>
VIX指数タームストラクチャースクイーズチャート
スクイーズチャートは広がりつつあります。
一時期は狭まりましたが、順当に幅が開いてきています。
<TradingView提供のチャート>
VIX/VIX3Mレシオ
0.83と0.9に満たないので良い状況です。
<TradingView提供のチャート>
VVIX/VIXレシオ
VVIXも頂点が来て下げに転じてきました。
VVIXもVIXも下落すると良い形になるので、まもなく実現しそうです。
<TradingView提供のチャート>
SKEW指数
VIXが大きく下げているのでSKEWは上がっています。
<TradingView提供のチャート>
MOVE指数
<TradingView提供のチャート>
SPYのオーダーフロー
41万枚と売り買いが交錯している状況です。
中身を見るとコール売りが先頭にあり、コール買いが次に位置しています。
コール売りが多く入っているので買い戻しのためにコール買いが増えているとも考えられます。
OTMのコールオプションは売られていて、ITMのコールが買われているので、上昇の中で買い戻しが発生したと思われます。
<Marchet Cameleon提供>
まとめ
VIXの形は特に問題ありません。
VVIXが上がっているところから頂点を付けているように見えるので、このVVIXが下げに転じたところがエントリータイミングと言えそうです。
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