VIXの様子を視覚的にわかりやすくした独自のVIX指数タームストラクチャースクイーズチャートや、VIX/VIX3Mレシオ、VVIX/VIXレシオ、MOVE指数、米国債金利等を用いて2023年4月13日(木)の米国市場の様子を分析しています。
米国株式市場概況(NYダウ、S&P500、ナスダック総合指数)
日本時間2023年4月13日~4月14日朝の概況
NYダウ、S&P500、NASDAQすべて上昇となりました。
NYダウ
S&P500
NASDAQ総合指数
VIX指数とVIX先物の位置関係
VIXタームストラクチャーの位置関係は特に変化はありません。
コンタンゴチャートです。
<TradingView提供のチャート>
VIX各指数とVIX先物のタームストラクチャー
指数と先物の位置関係もきれいなコンタンゴで先物プレミアムです。
タームストラクチャーを時系列に見ると、全体的に下げていることがわかります。
毎日見ておけば形が変わったときに異変に気づくでしょう。
VIX指数タームストラクチャースクイーズチャート
全体的に下げました。
9DAYが大きく下げて去年1年間と比較しても下がっています。
VIX/VIX3Mレシオ
0.88と問題ありません。
VVIX/VIXレシオ
VVIXとVIXの移動平均は下を向いていて、VVIX/VIXレシオは移動平均で上向いていますが異常はありません。
SKEW指数
VIXが下げてSKEWが上がる計算式になっているので、SKEW/VIXレシオのバランスを見て上に向いているときは問題はなさそうに思えます。
SKEWは乖離が大きいから波乱が起こるというようなことはありません
MOVE指数
SPYのオーダーフロー
450万枚のロングポジションです。
コール買いが1位に来ました。これは珍しいことですが昨日のコール売りの買戻しの可能性もあります。
今日は短期もの(残存日数が5日未満のもの)の取引が多いです。
まとめ
昨日は経済指標のPPIが下がりインフレが鈍化したことでFRBは利上げを打ち止めにするのではないかという思惑でダウやS&P500が上昇し、VID9Dが安値を付けました。
CPIも下げていますが失業数が増えているので、インフレ鈍化とともに景気は悪化する兆しかもしれません。