VIXの様子を視覚的にわかりやすくした独自のVIX指数タームストラクチャースクイーズチャートや、VIX/VIX3Mレシオ、VVIX/VIXレシオ、MOVE指数、米国債金利等を用いて2023年4月10日(月)の米国市場の様子を分析しています。
米国株式市場概況(NYダウ、S&P500、ナスダック総合指数)
日本時間2023年4月10日~4月11日朝の概況
NYダウとS&P500は小幅上昇、NASDAQは下落となりました。
NYダウ
S&P500
NASDAQ総合指数
VIX指数とVIX先物の位置関係
VIXは上昇しました。9DAYも若干上がっています。
VIX各指数とVIX先物のタームストラクチャー
指数と先物の位置関係もきれいなコンタンゴで先物プレミアムです。
タームストラクチャーの推移を見ると6日から上昇しているのが分かります。
VIX指数タームストラクチャースクイーズチャート
短期ものは上がっていて、長期は下がっている状況です。
今は大したことが無いように見えますが、底を打った形だと反転する傾向があるので注意が必要です。
VIX/VIX3Mレシオ
VIX/VIX3Mは0.9に戻しました。
ただ0.9以下であれば問題ないと言えます。
VVIX/VIXレシオ
VVIX/VIXレシオは日足で見るとVVIXは下げ止まった感じがします。
VIX自体も底を打って上がってきているように見えます。
移動平均上ではまだ下落していますが注意が必要に思えます。
<TradingView提供のチャート>
SKEW指数
SKEWとVIXのバランスは上昇しているので問題はありませんが、VIXが上昇してSKEWも上昇しているのが気になるところです。
MOVE指数
SPYのオーダーフロー
110万枚のロングポジション相当です。
特筆すべきはコール買いが一番多くなっている点です。
通常はプット売りが一番多いので少し変化がみられるかもしれません。
まとめ
VIX系はイレギュラーな動きはありませんが、気になる項目を挙げるとすれば9DAYが上がってきた点と、VVIXの移動平均は下がっているが底打ちのように見える点、そしてSPYオプションはコール買いが1位に来ている点が挙げられます。