ZEROマニュアルサイト

このページはZERO契約者が閲覧できるメンバーサイトの記載を抜粋したものです。(25年9月現在)

文中のリンクはメンバーサイトへのリンクのため契約者のみしか閲覧できません。

操作マニュアル

1.解説動画

2.メイン機能

ZERO稼働時間8:45-15:40、17:00-翌朝5:55

クロージングセッション(板寄せや引け)は稼働しませんのでご注意ください。

また、ミニオプションのWeekly満期については流動性及び決済(先物の満期を揃えないとプットコールパリティで損益固定できない)の課題があるため当面は非対応となります。

推奨ブラウザ:Goole Chrome

 

2.1. Dashboard

・「ダッシュボード」ページで、ポジション、デルタ、損益、デルタヘッジの履歴が確認できる。

 

2.2. 自動デルタヘッジ

 

初期状態

・利用者が持っているポジションが全部ここに表示される。証券口座にポジションがある場合、初期状態は

  ●オプションは非アクティブ
  ●先物はアクティブ

となる。

オプションが非アクティブであれば先物がアクティブでも非アクティブでもデルタヘッジは入らない。

オプションが1枚でもアクティブ化されていると自動デルタヘッジが稼働する。

 

アクティブ化

・デルタヘッジしたいオプションにチェックを入れて「アクティブ」ボタン(①)を押す。デルタヘッジの商品の選択画面が表示されて先物・ミニ・マイクロが指定できる。

・「閾値」(②)の数値を設定する。例えば「0.02」を入力した場合、デルタが±0.02ずれたら日経マイクロ先物を自動で売買する。

<詳細説明>
閾値の判定はステータスエリアの左から2番目の「デルタ」の値を監視しており、この数値を閾値以下にするように自動デルタヘッジが入ります。
この「デルタ」の数値は、左から3番目の「先物のデルタ(アクティブ化されている先物のデルタ合計)」+左から4番目の「アクティブのデルタ(=アクティブ化されているオプションのデルタ合計)」です。
「デルタ」値が+0.02を超えたときに自動でデルタヘッジが入りますが、株価がギャップして+0.03になれば自動デルタヘッジでマイクロ先物を2枚売り全体のデルタを+0.01にまで下げます。

閾値の数値=先物発注枚数 となるため、閾値0.02であればマイクロ先物2枚を一括注文、閾値0.3であればミニ先物3枚を一括注文します。
(成り行きで発注しますが、ティックがずれた場合には1枚と2枚でそれぞれ約定価格が異なる場合には見た目分割して発注しているように見えます)

閾値を0.02にしておいた状態で、週末をまたいで翌月曜の寄り付きのデルタが+0.059でスタートした場合は、全体のデルタを0.02以下にするようにマイクロ先物2枚売りが2回入りデルタが閾値の0.02以下(+0.019)となります。
その後に株価が少し動いてデルタが+0.02に達すると、すぐに3回目の発注が入るため必ずしも先物価格が均等になるわけではない点をご注意ください。

 

一括選択と部分選択

チェックボックスの一番上のチェックをクリックすると全選択/全解除ができる。

先頭の1つにチェックを入れて、キーボードの「Shift」キーを押しながら指定行のチェックを入れるとその区間がすべて選択される。

これにより一括選択してアクティブ化をすることができる。

 

IVの設定

・IV(③)を設定する。自動と手動の2つのモードがある。

詳細は「IV設定」のページを参照。

 

表記について

・各パラメータの見方や表示/非表示の設定

詳細は「表示設定」のページを参照。

 

デルタヘッジ停止条件

・システムが異常を検知するとデルタヘッジを止める

詳細は「異常検知機能」のページを参照。

 

2.3.履歴照会

・発注の履歴を確認する。データをCSVに出力できる。

2.4. スマイルカーブ

・指定した時間帯のスマイルカーブを確認する。データをCSVに出力できる。

 

2.5. オプション価格履歴

・指定した時間帯のオプション価格、IV、デルタなどを確認する。データをCSVに出力できる。

2.6.通知機能

右上のアイコンをクリックして「セッティング」を表示させることで、認証や約定通知連絡用のサブメールアドレスの追加することが可能

の設定が可能。

3.最終取引日経過後のポジションの扱い

ZEROのポジションは三菱UFJ eスマート証券の口座から情報を取得しているため、証券会社で決済されるまでポジションは残る。
満期を迎えた建玉はデルタのカウントをしない。
最終取引日の15:40以降は満期を迎える判断をし、ステータスで「期限切れの注文」が表示される。

 

4.参照値のソースと現在価格の表示のずれについて

現在の仕様では
・ラージオプションの参照値は日経225miniの直近限月
・ミニオプションの参照値も日経225miniの直近限月
と同一の銘柄を参照しているが、表記上「オプションの参照値」と「日経225miniの現在価格」がずれる場合がある。

この現象は「オプションの参照値」の表示があくまで参照であり、正確に一致しないことによる。
ずれる原因は、デルタ等重要パラメータの計算や先物の発注トリガーに「日経225miniの現在価格」を使っており、現在価格による処理後に参照値へ情報を渡しているため。
参照値遅延による性能(デルタ算出や損益計算)への影響はない。

 

IV設定

自動IVモードと手動IVモード

自動IVモード

三菱UFJ eスマート証券から返されたデータでIVを算出する。
・参照の値は日経225ミニを参照する。
・オプションの値段(気配)を計算するときは、ラージオプションを使う。
・ラージオプションと同じ満期のミニオプションの2種類のみ採用する。満期と同じではないミニオプションに対し「この発注はサポートしていません」と通知する。
・tはミリ秒単位で、最終取引日の翌日の9:00まで算出する。

IV算出のルールは以下の通り。(まず(1)を採用して満たされない場合は次のルールを採用する)
(1)売り気配と買い気配が5ティック以内の場合は気配値から加重平均で算出
(2)スマイルカーブを描画して推定
    +オプションの価格から描画される。
    +3ティック以内のオプションを優先して取得する。
    +コールとプットのティックが等しい場合は、ランダムに取得する。
(4)最も近いスマイルカーブを平行移動
 

手動IVモード

用意されたIVからユーザーが選択する。

※注意事項※
ZEROは最終約定値ではなく、上記の(1)~(4)の要領でプレミアムを算出しています。
この仕様により、ナイトセッションや時間外で板がないときにはスマイルカーブから推測して算出するため、価格の乖離が発生する場合があります。
(特に時間外等で妥当なオプション価格が出せない時間帯は損益が現状と大きく乖離する場合があります)
現在どの算出方法にて計算しているかを調べるには、IVの数値の右側の「i」ボタンにカーソルを当てると表示されます。

(1)や(2)の場合はおおむね証券会社の損益と一致しますが、(3)の場合は乖離が大きい場合があります。
こちらは極力正確なプレミアムを算出し正しくデルタヘッジするための仕様となります。
もし気になる場合には夜間の間だけザラ場中のIVを用いて手動IVで固定する方法を取ると価格のブレが少なくなります。
この方法はナイトセッションや時間外の暴騰暴落の対策にもなりますので、手動IVでの固定も選択肢として覚えておいてください。

 

IV推定の表示

・「i」を触るとIV算出時どのルールを採用しているか確認できる。

スマイルカーブ

・「i」を押すとスマイルカーブが表示される。左ボタンで位置を調整してホイールボタンで拡縮する。
黒点:スマイルカーブから推定されたIV
赤点:算出できたオプションのIV 
青点:現在のオプションのIV
  5ティック以上離れている場合にはIV推定モードに移るが、その際に個別のIVをユーザーが指定しておくことも可能。

ユーザー指定のIVモードの場合は「i」ボタンが青色表示となる。

 

 

取引補助機能

取引補助機能

画面の下方にある「取引補助設定」のその他設定をクリックして設定が可能。

ウォレットの閾値を下回ったらメールが来るように設定ができる。
また、先物ミニに限りSOR注文を出すことができる。(初期状態はSOR注文がONのため、解除する場合はチェックを外すこと)

SOR注文とは
(三菱UFJ eスマート証券のWebサイトを参考)
https://kabu.com/item/sor/default.html  

「異常とみなされる枚数の設定」については
異常検知機能」のページを参照のこと。

 

 

異常検知機能

ZEROのデルタヘッジ停止条件

・以下の場合にシステムはデルタヘッジを止める。

(a)発注して5分以内に三菱UFJ eスマート証券で受け取らない場合、注文がキャンセルされる。
5回以上キャンセルされたら異常と判断しデルタヘッジを止める
  <参考>ZEROからeスマート証券へ発注する際に次の2つのパータンある。
      ①発注成功:eスマート証券から通知を受け取ってZEROで発注成功と認識する
      ②発注失敗:発注後に成功の通知が届かない場合、ZEROで失敗と認識して約5分後に再発注する。
            5回連続して発注が失敗した場合、異常と判断してそのアカウントのデルタヘッジを停止する。

(b)ウォレット額がなくなる。この場合は入金後に利用者が手動でデルタヘッジをONにする

(c)三菱UFJ eスマート証券のトークンの有効期限が切れる

(d)Zeroアカウントの有効期限が切れる

(e)サーキットブレーカー発動

デルタヘッジ停止条件や対処法は「困った時は」に記載しています。
 

デルタヘッジ停止条件(誤作動防止)

何らかの異常が発生し下記の条件が成就した場合には自動デルタヘッジを停止する。

(1)「売り→買い」または「買い→売り」が20秒以内に6回発生した場合

手動で実現するにはアクティブ化/非アクティブ化を20秒以内に3回繰り返すことで実現するが、ユーザーによる操作では通常起こりえないので、もし起きた場合はZEROのシステムエラーや外部からの何らかの侵入による影響と考えて自動デルタヘッジを停止する。

(2)ユーザー設定による異常枚数を超えた場合

取引補助設定による異常枚数の検知の設定を超えた場合に自動デルタヘッジを停止する。

ユーザーが任意の枚数と時間を設定する。

※(例)プットとコールを売るショートストラドルを組んでいた場合には、最大でも先物ミニが10枚までしか入らないため、設定値を「10枚30秒」としておけば通常のデルタヘッジでは条件が成就することはない。
よって異常検知の目安として「10枚30秒」を暫定値として入れておくことで万が一の誤作動時に停止できる。(ショートの数量によって設定する枚数は変わる)

もし設定値を超えた場合にはメールとメイン画面にポップアップでデルタヘッジ停止の連絡が行われる。(下記は3枚30秒で設定した場合の通知)

 

ログイン

ZEROのログイン方法

ZERO本体の稼働URL

※初めて実取引をする場合はミニオプション買い+マイクロ先物のベガロングポジションがお勧めです。
 リスクの低い戦略から始めて挙動を確認ください。
※証券会社でデルタニュートラル(オプション+先物の組み合わせ)にしてからZEROでアクティブ化することを推奨します

※夜間やナイトセッションではオプション価格が正確に算出できず損益が実際の数値と乖離する場合がありますが冷静にご判断ください(「IV設定」ページを参照)
特に125円刻みの権利行使価格(**125円、**375円、**625円、**875円)は流動性が少なく、エントリーが困難であるとともにクローズの際も難易度が上がります。
また、流動性が少ないことに起因しIV推定モードが起こりやすいことから適正価格の算出が他の銘柄より困難なため、キリがいい権利行使価格(**000円、**250円、**500円、**750円)の採用を強くお勧めします。

ZEROを利用する

ユーザーID:%%id%%
パスワード:あなたが設定したパスワード

 

利用規約の確認

電子署名いただいた利用規約には、安全にオプション取引をするために必要なことが書かれています。
ぜひ下記を読み返していただき投資判断にお役立てください。

<利用規約からの抜粋>

1.ZERO(以下「当ツール」)はあくまで日経225先物、日経225mini、日経225マイクロ先物(以下「先物等」)の発注を支援するシステムであり、当ツール自体、または当ツールの先物等の発注が優位性を持つものではありません。損益は、すべては投資家の投資判断(オプションのインプライドボラティリティの予測、相場変動の予測)により発生します。

2.当ツールのシステムの構築、稼働につきましては、細心の注意を払っておりますが、予期せぬシステムダウン(サーバーの故障、悪意あるサーバーへの攻撃等)により損失が発生しましても、当社は一切の責任を負いません。また、システムの構成上、デルタの算出、発注、約定の過程においてタイムラグが生じる点ご了承ください。タイムラグにより、先物等が一旦多く入る可能性があります。また、異常を感知した場合には、自動的に機能を停止します。再度起動させたい場合には、投資家自身で再起動願います。

3.当ツールは、保有するオプション(アクティブ設定したもの=デルタヘッジ対象)と保有する先物等の合計デルタを算出し、各自が設定した閾値に到達した時点で、そのデルタの値が±0に近づくように先物等を自動売買するものであり、個別のオプション毎にデルタヘッジを行うものではありません。なお、デルタヘッジの対象にしないオプションを個別に設定することは可能です(非アクティブ化)。

4.オプションの売買は投資家自身で行います。ポジションが当ツールに読み込まれたところで、投資家が、デルタをヘッジするべきオプションを選定します(アクティブ化といいます)。その際、日経225先物、日経225mini、日経225マイクロ先物のうちどれを使ってヘッジするかを決めます。同時に閾値を設定します(デルタがいくらずれたらヘッジを行うかを設定します)。これでデルタヘッジがスタートします。なお、当初からオプションと先物等でデルタニュートラルポジションを組む場合は、当ツールではなく、証券会社の発注ツールによりデルタニュートラルのポジションを組成してから、当ツールを起動させることをお勧めします。

5.当ツールでは、先物等は常に新規売買していきます。よって先物等の枚数が積み上がっていきます。最終的にポジションを閉じる場合には、まずオプションを反対売買し、速やかに先物等の買い玉と売り玉を一旦同枚数になるように売買します(損益が発生しない状態を作ります)。その後、先物等のポジションは、大引け(または朝の寄り付き)において板寄せ時間に、買い玉売り玉それぞれを成り行きにて引け(寄り)価格で決済するか、SQを通過させるかして決済します。

6.オプションの売りポジションを保有する場合には、損失額をある程度限定するためにコールサイド、プットサイドともアウトオブザマネーのオプションを買うことを推奨します(このときオプションの買い玉は非アクティブ化することをお勧めします)。ただし、相場が一方に大きく動いた場合には、デルタヘッジにより先物等のポジションが偏ってしまうため、ヘッジのためのオプションを追加するようにしましょう。すなわち、日経平均が上昇してデルタヘッジにより先物等の買い玉が積み上がった場合にはアウトオブザマネーのプットオプションを買います。逆に日経平均が下落してデルタヘッジにより先物等の売り玉が積み上がった場合にはアウトオブザマネーコールオプションを買います。

7.ボラティリティは、①現在のオプション価格(気配加重平均中値)、②プットコールパリティ、③スマイルカーブによる推定、④投資家の決定する数値、の4つの方法により決定します。夜間取引においてオプション価格がつかない場合にも③の方法によってボラティリティを推定しますが、すべてのオプション価格が算出できない場合にはスマイルカーブが描けない可能性があります。この場合に備えて、夜間取引に入るところで、大引けのIV等を参考に、ご自身でボラティリティを決定する方法(④)もご検討ください。

 

デモモード

本番環境を契約しているユーザーは契約期間中「デモモード」を利用可能です。
デモモードはフル版を提供しています。

・自分が保有しているポジションを入力することで、もし決済せずにSQまで引っ張ったらどうなるか
・閾値を変えた場合にいくらでデルタヘッジが入るのか
・別ロジックの仮想ポジションの検証
・自動デルタヘッジがどのように入るかの体験

などにお使いいただけます。
(デモアカウントは1人1つのみです)

<注意事項>
・デルタヘッジ稼働時間は本番環境と同一であり、過去に遡ってエントリーはできません。
・本番環境で保有しているポジションの挙動を確認したい場合はeスマート証券で約定させた後に速やかにインプットしてください。
・本番環境に影響を与えないため遅延する可能性があります。本番環境の動作を保証するものではありません。
・先物は手動追加できないため自動デルタヘッジで追加してください。
(本番ではデルタニュートラルでの自動デルタヘッジONを推奨していますが、デモモードでは最初からデルタを傾けてONしても可)

デモモードのログインはこちら

アカウントIDとパスワードはZERO本番環境と同一です。(このメンバーサイトのIDとパスワードではありません)
※もし赤い帯の「デモモード」が表示されない場合は、ブラウザの更新やCtrl+Shift+Rを押して画面更新してください。

<操作ガイド>
 

動画解説Youtube再生リスト

こちらのURLでZEROに関する動画を視聴できます。

https://www.youtube.com/playlist?list=PLX5rjoAndys7d3NIRVMEntuA8pjfdQNZM

 

ZEROのお申込み

詳細はこちらから確認できます。

https://mf-aa.co.jp/zero

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