カレンダースプレッドはプット側が不利か

> カレンダー戦略自体が上級者向けである。また、プット側でカレンダーを立てた場合、想定より暴落してしまうことが多いので、難しいということを聞きましたが、どう思われますか。

プット側でカレンダースプレッドを建てて暴落したら、インザマネーになって決済できずにプットコールパリティでSQまで粘る感じでしょうか。
しかも期近と期先それぞれプットコールパリティするというのは結構難しいですね。

想定より暴落、のほうが 想定より上昇 より可能性が高いとすれば、プット側でカレンダースプレッドより、コールのカレンダーのほうが両方ともOTMになるので決済しやすいと思います。
問題はこれから暴落するのか、急上昇するのか分からない点です。

過去の経験則で暴落のほうが頻繁に起きると思えば、コールカレンダーを選択したほうが無難です。

> 期近のIVが高いときなど状況を選ぶ必要があると理解しておけばいいということでしょうか

期近IVが高い時などのほかに、満期までの日数も影響されるので状況を選ぶ必要はあります。

 

> ダイアゴナルスプレッドは例えばコールで仕掛けた場合、想定通り上昇した場合でも、ボラティリティスマイルから期先のIVはあまり上がらず、あまり利益にならないのでしょうか。
> 逆にプットの場合は期先のIVがスマイルに沿って上昇するので利益になりやすいと考えていいのでしょうか。

ダイアゴナルスプレッドは、コール(プット)デビットスプレッド+カレンダースプレッドの合わせ技なので、この比較はコールデビットがいいかプットデビットが良いかの選択になります。

その点で考えれば理屈上はプットデビットのほうが、ボラティリティスマイルに従えば受け取りは多く、スマイルに沿って上昇しやすいと言えます。

ただしデビットスプレッド自体は組んだ後のIVの影響はほとんどないので(ベガが小さい)、理屈上はその通りでもあまり実感できるほどの差異はなく、リスクを最も受ける方向性(デルタ)に大きく影響されると思います。
なので、方向性を重視してコールかプットを選ぶほうが適切かもしれません。

関連記事

メルマガに登録するだけでオプション取引に関する情報が届きます。 メールマガジン登録はこちら
TOP
TOP