> 最近の相場で気付いたのですが、相場は上がっていますが、IVも上がっています。
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> 一概には言えませんが、IVが上がると相場は下がると考えていたので、こういう状況もあるのだなと感じています。
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> これは投資家の期待が相場の上昇なのでIVも上がったと考えて良いのでしょうか。メジャーSQの週は動きが大きいとかも良く聞きますし、それが要因なのでしょうか?
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> IVはプレミアムの価格によって全て違う値ですが、例えば今日なら16125が一番低く、それより離れる程にIVが高いです。ここで、ふと思ったのがギャンブルで使われるオッズです。16125円は人気が無いからIVが低い、と考えても良いのでしょうか?
IVはたいていは相場が下がると上がりますが、
それはルールとして決まっているわけではなく、
下落してほしくないという思い(現物株を保有している人が多いとか)
がそうさせていると解釈できます。
相場の上昇が期待されていて、期待通りに相場が上昇すると、
IVは低下する事が多いです。
IVはびっくり指数ともいうような、
想定外のことが起きると急騰します。
これは上昇も下落も両方言えるのですが、
たいてい相場の大変動は暴落ですよね。
今回は「そんなに上昇するのか!」という想定外の動きだったので、
IVが上がったのでしょう。
為替の影響も強く出ていますが、
それにしてもそこまであげるか~という市場の解釈だったようです。
IVをオッズと考えるなら、
IVが低いのはたくさん集まっているからオッズが低く、
大穴はオッズが高いのが通常なので、
この解釈に当てはめるとATMは一番人気があることになります。
SQまでの期間にもよりますが、
ATMのIVが低くてOTMになるほど高いのは、
OTMのオプションが「もしかしたらITMになるかもしれない」
という思惑がプレミアムに加算されるからになります。
ATMはITMとOTMの確率が5分5分、
それに対してOTMは例えば7:3だとしたときに、
本当に7:3ではなく実は6.5:3.5「かもしれない」というような心理が働き、
そうなると割安(に感じている)のOTMを買う人が増える。
買う人が増えるということはプレミアムが上昇する。
プレミアムが上昇するとIVが上がる、ということにつながります。
もちろんこんな単純じゃないかもしれませんが、
このように需給によってプレミアムは決まるので、
ATMが正常の受給、OTMが少し買い圧力が強い状態、とも言えますよね。